インターネット無料物件のデメリット

管理費にインターネット料金が実質上乗せされている可能性

インターネット無料という点のみに注目していると、管理費が同一グレードの部屋よりも高めに設定されていても気づかない可能性があります。光ファイバー回線の月額料金はマンションタイプならば3,000円から5,000円程度となっていて、管理費が5,000円を超えているならば近隣の賃貸物件と管理費を比較してみるとはっきりします。なぜなら、高額な管理費となっている場合には、実質的には家賃を安く見せるためのトリックとなっている可能性があるからです。スマートフォンが普及しているからこそ、自宅にWi-Fi環境があることは確かに有利ですが、満足できるインターネット回線が用意されているとは限りません。インターネット無料だからこそ接続するインターネット回線の種類を選べないわけです。

他のインターネット回線を引き込む許可が下りにくい

導入済みのインターネット回線品質に満足できないからといって、必ずしも他のインターネット回線引き込み工事が許可されるとは限りません。なぜなら、外から光ファイバー回線を引き込む際には、外壁へ引き止め金具取り付けのためにビス止めが発生するからです。また、インターネット無料と引き換えに他のインターネット回線を引き込みさせないといった契約をオーナーとインターネット接続会社で行っていることもあるので、インターネット回線品質に満足できなくても引き込み工事を伴うインターネット工事はできません。このため、どうしてもインターネット無料提供されている回線では品質に満足できない場合には、転居またはモバイル回線を選択肢に入れることになります。